【エル・アナツイとマルタン・マルジェラの類似点】
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とても大きな布のような質感に見えますが、近寄ってみると驚くことにアルミの缶や小さな瓶の蓋を潰して繋げ合せたものであることに驚かされます。
出典:http://www.eatmedaily.com/
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エル・アナツイ(El Anatsui 1944年〜)はガーナ出身のナイジェリア在住の彫刻家で1990年以後、2度目の参加となる2007年のヴェネツィア・ビエンナーレで瓶の蓋を繋いで作られた巨大なタペストリー作品を出品して注目を集めました。
日本でも2010年に国立民俗学博物館で「エル・アナツイのアフリカ〜アートと文化をめぐる旅」と言う展覧会が開催され、翌2011年にも埼玉県立近代美術館で「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」展が開催されています。
さて、美術とファッションの間では良くあることですが、アナツイの作品を見るとマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の同じく瓶の蓋を繋ぎ合せて作った服が思い浮かびます。
マルタン・マルジェラ
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両者に分野の違いはあっても共通する表現があるのは興味深いですね。
映像から見ると、もしかしたらそうなのかなとは思っていましたが、工房で沢山の人が制作してるようでアナツイ自身はプロデュース的な存在のような気がしますね。
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